2008年4月7日月曜日

進化する仮囲い

ずっと長い間、仮設駐車場として使用されていた最寄駅前の土地の利用が決まったらしく、少し前から工事が始まりました。
今はまだ基礎まわりの工事をしているようで、大きな工事用車両が作業をしているのが見えます。
出掛けるたびにこの現場の脇を通るのですが、今まで目にしてきた工事現場と大きく違う点に気づきました。「仮囲い」です。

仮囲いとは、「建築物または工事用の工作物の倒壊等による危害を防止するため」に「工事期間中、工事現場の周囲にその地盤面からの高さが1.8メートル以上の板塀などで設けなければならない」と建築基準法にて定められているものです。
それまでの現場では、鋼管下地にシート張りしたもの、同じく鋼管下地に波形鉄板張りのもの、万能鋼板などで、現場をすっかり覆われていました。ところが、最寄駅前の現場では、ところどころにパンチングパネルを使用しています。
仮囲いは強風等に対して、倒壊、飛散等しない堅固な構造が計画、採用されるのですが、パンチングパネルを使用し、風圧を下げることで、更に安全性が高められるのだと思います。
















また、現場の角部分には、透明アクリルパネルも使われていました。
高さ1.8メートル以上の仮囲いは、ほとんどの成人男性の目線より上まで覆うことになり、交差点付近では見通しが悪くなりがちです。しかし、このシースルーの仮囲いを採用することによって、左右の状況が確認しやすくなり、出会い頭の事故を未然に防ぐ効果がありそうです。

仮囲いの途中に、アクリルパネルにはめ込んだ騒音と振動の度合いを示す掲示板もあります。
現場は駅前とは言いながら、住宅が立ち並ぶ場所に位置しますので、周囲の住民に対しての配慮がここでもうかがわれます。
建設工事における騒音、振動の条例基準値は、騒音が80dB、振動が70dBとあり、私が通りかかったときの騒音は70dB、振動が54dBと示されていました。















さて、このパンチングパネルとアクリルパネルの仮囲いですが、外から中の様子が覗けます。
普通の方は工事現場などにはあまり興味がないかもしれませんが、私は造りかけの建物を見るのがとても好きなので、この仮囲いは大歓迎。これからの工事の進み具合を楽しみにしています。と思っていたら、道行く人も、時々ふと中を覗いてみたりしていました。
外から見えるということは、中で作業する人は自然と気持ちが引き締まり、きちんとした仕事に繋がるような気がします。

現場の透明性という、いい副産物もあるこのパンチングパネルやアクリルパネルの仮囲いの現場が、これからもっと増えるといいのですが。
こういったことを、自主的にやっているのは、さすが大企業という部分ですね。非常に勉強になりますし、この姿勢、見習いたいと思います。

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