2008年9月3日水曜日

福田首相退陣に際するウェブ考察

福田首相の辞任表明からはや2日。
福田首相のウェブサイトは、ご存知の方も多いかもしれませんが、2007年9月の福田氏の首相就任というタイミングを悪用した標的型攻撃で、メールにトロイの木馬「mofa.exe」を含む圧縮ファイル「mofa.zip」が添付されていた事件がありました。
その後2008年3月~4月にはウェブサイトが閉鎖されていましたが、その経緯としては上記ウィルスの苦情が福田首相のウェブサイトに来るようになったことから、オフィシャルサイトの閉鎖をしたという話があります。しかし、その後の運用については私も考えされられるものがあります。

閉鎖というのは「http://www.y-fukuda.or.jp/」という元々のホームページアドレスへアクセスすると、「サーバーがみつかりません」とだけ表示される状態。



※livedoor クリップでは閉鎖前のウェブサイトのスクリーンショットを確認することができます。


日本レジストリサービス(JPRS)でWhoisしてみても、組織に管理されている様子がなかったのです。つまり、第三者が「http://www.y-fukuda.or.jp/」というドメインを取得可能ということになります。一度公式サイトとして、告知してある以上このドメインが第三者の手に渡り悪用されないとも限らない。少なくとも3ヶ月~1年間の関係者がドメインを保持し、公式サイトの存在が薄れるか、次期サイトのオープン目処が立つまでアナウンスを入れておくという措置をとれば先のリスクは免れます。費用としては更新を行わないわけですから、運用を考える側としてはそのリスク管理の点から考えて、ここはコストをかけておいた方がよいという判断になります。

このようなことは決して他人事ではなく、多忙で変化の激しい世界では、やはりその動きとホームページを連動させることがいかに難しいのか、ということを改めて考えされられます。福田首相のような総理大臣、国会議員という方々にとっては、ウェブサイトを変えること自体が目的ではなく、行動することが一番大切なことです。ここはまわりでサポートをするウェブの管理者・ディレクターが提案できていたら違うのではないかと思うのです。

首相官邸ウェブサイト
では、[平成20年9月1日]福田総理は、総理大臣官邸で記者会見を行いました。という記述がトップに表示されていました。「詳しくはこちら」をクリックすると、記者会見の詳細が表示されるようになっています。

ちなみに、福田内閣メールマガジンは2008.8.28の配信を最後、辞任表明後も新規登録は可能です。何かアクションがあるのか、このままフェードアウトになるのかは気になるところです。

私も企業様や個人の方々のウェブサイトを管理させていただくことがありますが、その企業や個人の方々の手足となるようなウェブサイトの運用を追及していきたいと思わされる出来事でした。

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